心地よさーComfort

みなさん

 

お元気でしたか?

もうすぐ、もうすぐ、また週末です~。

 

前回の手紙に、本日(木曜日)に引っ越しのトラックがはるばる東のトロントから着く、というようなことを書きました。しかし、昨日契約書を念のため調べると、あれあれ、なんと6日から22日の間に着くということで同意しているではないですか。 ええ、今の今でも、トラックが着く様子は全くないようです。家には引き続きなにもありません。ところが、意外と人は慣れるものですね。 テンポラリーでもいいからすぐに心地よく過ごせるためにあれもこれも買おう、と思ったのが先週。 考え直して待つことにして、ものがないゆえに得られる絆や、甘い時間が可能なこと、一種の心地よさを今の状態にやっと見つけたのが今週。(あ、経済的に結果として買えなくなったということも大いにあるのですが。)

 

思えば、一人で暮らしていたころは、我慢っていうことをせずに物質主義に走る傾向がありました。 食べ物も自分の好きのものを好きな時に買っていたし、わがままに過ごしていても誰にも迷惑かからず、ある意味ぜいたくな暮らしでした。 人間はなかなか変われないものですが、ちょっとは脱皮して違う姿に成長できたらいいな、と思うこのごろです。

 

まあそんなで、料理もせずに気楽です。とてもラッキーなことに、すぐ隣にタイレストランがありまして、テイクアウトを毎日オーダーしてます。毎日ハンバーガーとフレンチフライっていうのはきついけれど、毎日タイ料理はかなりいけます!

イエ―イ!量はたっぷりあるから、一人前を二人でシェア。 そうするとマックで2人分頼むのと同じぐらいのお値段ですからね。 

 

ここSylvan Lakeでは、アジア人や、カラー人種はかなりのマイノリティーです。だから余計に、ちょっとアジア系の方や、移民の方を見かけると、いつもより笑顔で挨拶しています。タイ料理屋さんのキッチンスタッフは3人がアジア系なことをチェック(つ、つい・・・)。それと、こないだ朝歩いていたら、向こうからやってくる2人の東南アジア系の男性も。 この辺でどんな仕事しているのかな~っとその時思ったんですが、なんと今日発見! 一枚目の写真はベッドルームの窓から見える新しく建てている家です。その屋根の上に2人がいるじゃないですか。この寒空の中、屋根に座って二人で一服している様子まで見えます。(こっちは見えてないよね、とちょっとおどおど。) みんながんばっているな~。

 

マイナス何度という中を、ノーチョイスでこの車社会の街を毎日とことこと歩く、妙なアジア人となって過ごしていますが、家の中はやっぱり皆さんのぬくもりであったかくなることがいっぱいなんです。

 

2枚目の写真は、あるご夫婦からいただいたもの。日本のTouchというお店のもので、タオルのさわり心地はほんとに気持ちいいです。 そして枕みたいなものにはサクランボの種が入っていて、レンジでチンして温めて、ピンクの毛糸の入れ物に入れるとホッカイロのような役目をしてくれます。おととい初めて使ってみて、この冬は病み付きになりそうです。ありがとうございます。

 

最後の写真は、古く長い付き合いの友人Yからの手づくりキッチン用具です。刺繍を入れてくれたフキンはもう使ってま~す。そして見るからにあったかそうな、和を感じる変わった形のものは、すべて鍋掴み。相棒は「これホントに使えるの?」というので、「時々熱いみたいだけど。」と言っておきました。実はこれは2代目。日本ではほんとによく使って汚れちゃったので、新たにまた作ってくれたのでした。擦り切れるまで使うわ~。

 

まだまだ、お手紙とか、心にしまってある瞬間などがありますが、ゆっくりとひとつづつ、手紙に残せたらなあと思っています。 

気長に荷物が着くのを待って・・・・あは。

 

Shizuko