Public Health Officer

みなさ~ん

お元気ですか?

 

いきなり何ネタ~、という感じですが、上の写真はPublic Health Officerとして働くダーリンです。 なんとかレンジャーみたいでちょっとインパクト強すぎですが、この写真気に入っています。

 

よくダーリンの仕事を聞かれます。日本語に訳すと公衆衛生局員になるんですが、そういって、ピンと来る方はすごいです。 私はまったくピントが合わず、説明されても何度でも忘れます。 もし私と同じ方がいたら、世の中のお仕事シリーズとして、読んでくださいね。 そして私は忘れないように記録しておきます・・・。

 

おそらく、どんな仕事でもそうでしょうが、一言では言えないぐらいいろいろやっていることはあるんだろうけれど、この服を着て何をしているかというところから行きますね。

 

この服は、さまざまな化学薬品、ガスなど人が感染してはいけないものから守ります。日本でも福島の原発事故のときにTVではよく見ましたけれど、こっちのはずいぶんカラフルだなあ、という印象です。仕事の一つとして、たとえば、サリンガスなどの毒ガスで被害にあった方がいるとします。被害にあわれた方、またはそういった毒ガスで事故にあった方が救急室や病院へ運ばれます。その時に看護師さんやお医者さんが、普通に看護にあたっては被害にあった方々からでているガスを吸って二次感染を起こしてしまいます。 その症状がガスなどの化学物質によって起こっているかどうかの見極め方、そして、その場合どう行動するか、その時の自分の保護には何が必要か、その衣服やツールの扱い方、などを病院に指導しに行きます。 または、そのための準備が整っているかをチェックしに行ったりしています。

 

日本はこういうところはしっかりしているかもしれませんね。 何せもうサリンガスも原発も、2つも例が出ています。 原発に関して言えば、何も準備がなかったカナダも、日本の被災がきっかけで、Public Health界で新たな動きがあったそうです。

そしてこのアルバータ州は、人口上昇中なもんですから、新しい学校、病院がいっぱいあるそうで、準備不足も多いらしく、お役所様方は本当に忙しそうです。 そうでなくては困るんでしょうけどね。

 

なるほど、何かとHealthに関するエマージェンシーに備えてどうするか、っていうのはPublic Health のお仕事みたいです。 ざっくりですが、わかった気がしました。

 

それから、インフルエンザで休んでいる人が何人学校にいるかなど、データをお医者さんや学校と取り合って、休校を決めるのもこの機関。どっちかというと、自然派というか、ものぐさというか、医者にもいかず半ば自然治療を好みケミカル嫌いの傾向がある私ですが、予防接収に関しては考えを変えられたこの頃です。  

 

この写真はかなり子供受けするようで(特に男の子)、Cool!(かっこいい)と甥からメッセージが届きました。なるほど、だから何とかレンジャーとかは人気なんだな、と納得です。 

 

本日で2月が終わりですねえ。 どうぞ、良い週末をお過ごしください。

またすぐに。

 

Shizuko