みなさん
こんにちは。
今朝は夜の間に雨が降ったのか、雨上がりの匂い。この感じはとても好きです。そして初めてカナダに来た18歳の時のころを思い出しました。 ぜいたくな自然の匂いというか、朝にしかない雰囲気を。
いつもながら妄想激しく、そして楽しく過ごしております。
Sylvan Lakeを知ることも一つ課題ですが、広いカナダで、ずっとこの街に居座るかは時間をかけて二人で考えることに。
時間だけはいっぱいある日頃、時に友人のしているいることなどに影響されたり、昔買った本を引っ張り出しては、いろいろな疑問にぶち当たってネットで調べたり、将来の設定をあれこれ考えたり(空想したり)、そんな風に過ごしております。
今日は、妄想していた時に見つけたある記事があったので、お便りしようと思いました。
CBC(Canadian Broad Cast)ニュースの記事でした。
ウクライナからの移民してきたおばあちゃん世代の女性たちが、ピロシキやキャベツロールを作って大忙し。 「BaBa’s Own」といって、主にアルバータ州、そして北西部のスーパーで買うことができるウクライナの郷土料理品です。
ビジネスは20年前に始まりました。
ウクライナはカナダで9番目を占める移民が多い国ですが(Wikipedia)、シニアの方々が集まり、お国の料理を作って食するということを楽んでいました。 ご近所の方、親戚の方など、その味を楽しみに集っていたとき、これを売ったらどうか、という提案が出ました。
手際よく作業を行っている10年の経歴を持つ74歳のAnnaさんや、そのほか合計6人のBaba(おばあちゃん)が地下室のキッチンでせっせとピロシキなどを作ります。 その食品販売から得た利益で、大きなテーブルと、大型TVが数個、そして16人乗りの車を購入。
同じ境遇にいる人々と集まって、食事を共にし、この車社会で困らないように毎週一回みんなが乗れる車を用意し、さみしくないようにお話ししたり、何かアクティビティーをしたりできる場所を作る、なんてことができたらちょっといいな、と思うのですが、問題はその利益をどう得るか、ということにつまづきます。
Baba’sOwnでは、10年前にカナダに来た、現在23歳のウクライナ人のJaneさんが、大学でビジネスを専攻していて、自身のプロジェクトとしてかかわったことが現在の成功に大きく貢献しています。
彼女の話によると、考えなくてはならないことの項目として1.ボランティア(働き手)を集める 2.利益を得るために宣伝をする を上げていて、さらに彼女は、
お店に行ってディスプレイの仕方をリサーチしたり、何百人の人にテイスティングをしてもらってモニターになってもらったりということを実行。
個人的にもとてもお世話になっているBabaさんたちの役に立つことは何とも喜びであり、しかも、「この味ならビジネスが成功しないほうが不思議」というぐらいの自信もあって、おいしそうにピロシキを食べて笑顔で語る、というインタビューで終わります。
やはりJaneさんの実行力や、みんなのやろうという勇気と頑張りが実を結んだんだよな~という感想を持ちながら、また妄想に入ります。
そして「どうしようか」という問題にぶつかったところで、次の新たなる妄想へと移ります。
ダーリンが帰ってきて私の一妄想とこの話をすると、同じような話をしてくれました。それは公務員だった妻子持ちの男性が、ある日ケーキを作って売ってみたところ、売れ行きが良くて、結局公務員を辞めてケーキ職人になった話。うーん、そういう話はいっぱいあるだろうけど、ちょっとだけ私の妄想内容とずれてました。
「妄想し続けなさい。まだここに来て3か月しかたってないんだから。」と勇気づけられ(?)ましたが、三輪明弘さんの言葉が頭をよぎります。「妄想をしているだけではただの怠け者です。それを形にして努力すること」と。
しばらくは妄想から得たお話しをお届けしようかな。
またすぐに。
Shizuko