みなさん
週末はいかがお過ごしでしたか?
Alberta州の週末はとても暖かく、強い風の中でもやっと春らしくなって、芝にも緑いろが混じるようになりました。いつの間に!!
土曜日はAirdrie(エイドリー)という、カルガリー近郊の都市に用があり、せっかくだからと、ロッキー山脈のふもとのバンフナショナルパークへ行ってきました。山の近くはまだまだ雪が残っていましたが、それでも素晴らしい景色でしたので、いくつかお見せいたしますね。 ちなみに、こちらへいらしたら、必見ですよ。
大きな自然公園ですから、車で回っても、ゆっくりそれぞれの場所を楽しむには、断然1日では足りません。 帰りの時間も考えて超高速で、とりあえずルイーズ湖を目指して向かいました。湖がうっすりエメラルドで、かなり溶け出しています。
この、ロッキーからの水がすべて川となって流れているんだなあ、と感動。山のふもとはとてもクリアーな水です。 ミネラルを多く含むので、エメラルドグリーンの色に見えるそうです。 たとえば雪が道際にありますが、ボコッと空いた穴を除くと、ソーダ―味の大きな飴のような色をしています。
車に戻り、さらに北へ向かい、Glacia(氷河)地帯のアイスフィールドへ。高速道路の左右の景色は、美しい氷河の山々、そしてロッキーがそびえます。
ここでも車を止めてちょっと撮影。 この辺には氷の洞窟なんかがあります。上の写真ではわかりずらいと思いますが、山の上のほうには水色に見える雪のかたまり、つまりGlaciaが見えるんです。
アイスフィールドをさらに北へ行くとジャスパー国立公園につきますが、そろそろルートを東に変え、家に向かいます。
この日は温かい日、のはずですから、東に行けばいくほど、天気も良くなり、緑も見えてきます。 山からの水はサスカチュワン(Saskachewan)川となって流れています。この川は、アルバータ州を横切り、隣のサスカチュワン州へとつながります。夏はこの辺で釣りかキャンプがよさそう!
川とつながってアブラハム湖というのがあります。この湖は人工的に作られたそうですが、ガスが発生していて、その空気が湖の表面下で凍って模様のように見えるので写真家に人気のスポットです。このガスは何かというと、最近日本で原子力に変わって使えないかと発見された、メタンガスです。興味のある方はhttp://www.amusingplanet.com/2013/01/frozen-air-bubbles-in-abraham-lake.html へ。
季節のせいか、日暮(といっても9時ごろまでは明るい最近ですが)に近い時間だからか、この帰り道は鹿たちと何度も遭遇しました。写真の鹿は4頭連れ。 反対側に渡ろうとしているところですが、車が来ても、動きません! まるで一頭が犠牲になろうとしてるのではないか、と思うくらい、最初の鹿が動かないんです。 車が5メートルぐらいで止まると、やっとみんなで軽やかにわたります。 これはチャンス、と車を降りて撮影。 まるで博物館?と思うくらい、じ~と動かないで、ポーズをとっている時間5秒ぐらいありました。逆に奇妙に見えて、もっと近づくと、ようやく「おい、行こうぜ」という感じで、またしても軽やかに木々の中へといってしまいました。
それから、この日は野生の羊、そしてヤマヤギにも出会いました。この、突然会うっていうのはなんともいえない喜びです。
ロッキーの山々は、その名のとおり?岩という感じで威厳があります。ロッククライマーたちなら喜びそう。
次回はトレイルを楽しめる季節に行きたいな、っと思っております。
皆さん
どうぞ良い一週間をお過ごしください。
Shizuko