ためらう時ーWhen you balk at...

Javis Park in Spring
Javis Park in Spring

みなさん

お元気でしたか?

 

湖の氷はすべて解けて、朝からグースやカモメなどの鳥たちの声が響き渡ります。

辺りも葉っぱで黄緑になった木々が増え、景色が素通りできたところも、この緑でブロックされてきました。おお、春よ春よ、このまま虫が発生しなければなんと心地いいものか、とつい100%感動できずにいます。

Treas are getting greener.
Treas are getting greener.

アパートの管理人さんが経営する店には、週末は列ができるほどの人でにぎわっています。この春にオープンしたショップ第二号はほんの10メートル離れた所にありますが、こちらも大繁盛。何がそんなに売れているかというと、アイスクリームです。

 

Sylvan Lakeにはこの季節、特に週末はバーベキューや、ビーチで遊ぶ家族連れ、人々が途絶えることなくやってきています。 管理人さんの店はオープン前はガソリンスタンドだったのだそうです。当時がらんとしていたこの湖沿いのガソリンスタンドの敷地を買って、コンビニを開いたのが始まりだとか。いわゆるコンビニだったそうで、そのうち、服、スケート用品、スケートボードなんかを売ってみましたが、夏の暑い日に外にベンダーを出して、アイスクリームを売ってみたら、メインのお店よりもお客さんが来る、というわけで、今では数多くのアイスクリームを一年中置くようになったとのこと。

 

ロケーションはばっちりですから、広々とした店内、テラスともに、アイスクリームをペロペロ食べている人々で満員。

Picnick and camping area
Picnick and camping area

アイスクリームといえば、ハーゲンダッツはなんておいしいんだろう・・・、と、このアメリカ生まれのなぜか北欧名である商品にはひいき目をもっています。 このはハーゲンダッツ、カナダでも決してお安い商品ではなくて、スーパーで買う家族用カップは一個7ドル近くいたします。

 

何はなくともチョコレートとアイスクリームだけはいつもあったら幸せ、と思っていますが、食べ過ぎに走る傾向をおさえてくれるお値段であることは間違いありません。たまに2個で8ドルなんていうセールを心待ちにしながら、次の週末には買おうかな、とためらうわけです。店頭ですくって売っているアイスクリームは通常3ドル以上はするのに、特に損した意識もなく、どちらかというとここぞとばかり楽しんで食べるというのに。

 

ところが、世の中には4人分のアイスクリームで約80ドルもするところがあるようで、この夏にはビジネスにもってこいのアイスクリーム商売の話がBBCのNewsにありました。 どんなにスペシャリティーがあっても、さすがにアイスクリームにそれだけ払うとなると、渋るのが普通のようです。 その店はローマにあり、ローマの職人が作る、ローマでしか食べられないもので、アイスのみならず「ローマを食べているんだ。」というのが売りのようですが、今やグローバルな時代、何ら変わらないものがイギリスでも食べれる、とのことで、この80ドルを払ったイギリス人客はがっかりしたそうです。

 

「この7ドルのハーゲンダッツをスクープ売りしたら、少なくとも3倍は儲かるよな。」とつい考えてしまう私の横から、「管理人さんの店の横でベンダーを出してアイスを売ってみる?」と冗談を言うダーリン。

 

みなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 

Shizuko