みなさん
こんにちは。
アルバータ州は2,3日雨が続いたおかげで、緑の育ちもさらによくなりました。
本当にたまの雨は必要です。
さて、今私がはまっているもの・・・は、正直今も昔も変わっていないのですが、レシピ本を次から次へと買うことから始まって暇なときには眺める、というどことなく実践のない趣味。しかし最近は本屋さんでレシピ本にまたも手が伸びそうなところをちょっとおさえて、Youtuebに頼り切り、であります。
いまさら、ですが、イギリス人のJamie Oliverのレシピから夕飯を作ってみました。 ”ホーリーモーリー”(感動を表す一種の表現)おいしい!
番組ではどれも15分で作れる、または30分クッキングという題目なのですが、その2倍以上かかったりしてる、というところを除いて、惚れてしまいました。
このJamie、一見ラフ過ぎるクッキングスタイルが何とも一般人に共感をもたらす秘訣かと思いますが、もう一つ、これは面白い、という番組Jamie's Dream Schoolというのをご紹介します。
この番組、 16~19歳のティ―ンを対象に、その世界のスペシャリスト(有名人を含む)を呼んで授業をする、というもの。 難しい年頃のティーンを相手に、いろいろな授業があります。 Jamieはもちろん、クッキングクラス。
魚のいろいろな料理の仕方を教えるJamie。 料理の仕方だけではなく、料理すること、おいしい食材を選べることの大切さを教えているわけですが、おしゃべりしたり、喧嘩したり、なかなかティーンに手をやいている様子。
手打ちパスタのクラスでは、まだ若く、「有名人」ではないBenというシェフを連れてきて、彼がJamieの代わりにタクトを取ります。
すると、いつになく、ティーンたちが集中して、このBenをリスペクトしている様子。 これはなんだろう。。。Benというこの若手シェフ、なかなかカリスマ性のある若者です。 まずは彼が手打ちパスタと、シンプルベーシック&クイックトマトソースの見本を見せます。そのあとに一人一人の生徒が一工夫して、オリジナルトマトソースを作ります。 ちょっと感動したのは、このBenが、すべての生徒のパスタを味見して、一人一人に真剣に、しかしとても暖かくコメントをするところです。 生徒たちの表情が、普段見せる「教師vs生徒」の時の反抗を、まったく含んでいないのに気づきます。
上の化学&数学のクラスでも同じ生徒たちですが、まったく態度が違います。 ティーチャー役はほんとに大変~。 先生も一工夫が必要のようです。このドリームスクール、ティーンのうちはもったいないほどその貴重さに気付かないのがふつう、なんだろうな、とも思いますが、お国が違えば生徒たちの熟成度や態度の違いもあるでしょうから、そんなのも見てみたい気がします。
本はいっぱい持っていても、ちゃんと料理の基本を心得ていない私にとっては、この番組のクリエーターで、シェフぶらず、みんなできるのが料理だよ、と教えてくれ、しかも、料理以外でもクリエイティブなJamieを尊敬し直しましす。
一般の子供たちが通うパブリックスクールで、または、もっと厳しい境遇にある学校で、こんな経験ができたら素晴らしい、と妄想・・・。
とりあえず、やっと食べてくれる人ができて(あは)作る喜びができたので、
今週はJamie レシピで練習です。
それでは皆様、良い一週間を~。
Shizuko