続ボーディンーContinuation to Bourdain's Story

こんにちは。

どのようにお過ごしでしたか?

 

朝焼けはいつみても美しく、また新たな風景が撮れました。周りの景色がセピアというよりも、もう少しピンクっぽさを帯びた世界になる一時がありまして、ちょうどよく撮れたのでお届けします。 

さて、前々回のブログに書いたAnthony BourdainのTokyoバージョンに関するコメントをメールでいくつかいただきました。 「日本人が彼の番組を見てどう思うか」までは彼も考えてはいなかったかもしれませんが、彼のWebでの文章をもうちょっと紹介したいと思います。 ですので、補足編~でございます。

こちらが彼のサイトですが、(見れない場合はAnthony Bourdain Parts Unknownと調べると出てきます。)彼の日本に関する知識は、「外国人からの視線」というにはあまりにも深すぎ、よく日本を知っていて、日本が大好き(特にレストランやフードに関してはもちろん)っというのがよくわかります。

 

そんな彼にとって、今回の内容こそ、彼にとってもエキセントリックで、知れば知るほど、日本がわからなくなるというようなことをTVでも語っていました。 文面では日本人の実際のセクシャルな関係を持つことの低迷や、独身率の増加に関するロンドンのある記事について彼は触れていますが、実は私もこの記事をたまたま読んでいて、今回の番組内容が、なかなかド肝をついていた気がしました。
でも、最後に言っていますね。今回のこの内容はとても難しいものだったと。 非常に素晴らしくて、楽しくて、いろいろな経験ができる日本という国から、まだ来たことのない人を遠ざけてしまうようことにならないといい、と。  だから、日本の素晴らしい部分をものすごくよく知っていて評価している彼ならではの、ジャーナリストとしてチャレンジングな内容だったと思っています。
彼の編集した内容は「知らなくてもすむこと」という意見もあるかもしれませんね。私としては、美しいとこだけ見てなんか褒め称えられるだけの記事をまたしても見ると、そちらのほうがいわゆる「外国人の視線」に見えてしまうことがあるんですよね。最近ではイギリスの記事で京都の自転車使用率と人々の寛大さ、みたいのを読んで、「う~ん、そうかなあ」なんて。 そう思うと、あえてこの内容を見せたBourdainの視点がなかなかリアルでこの男は面白い、って思うんですよね~。そして、日本人としても、いろいろな面から自国を見れるようにならないと、ことに外国にいると、日頃いいところばかりが目に付いてしまう傾向にありますからねえ。 とはいえ、住んだこともない国の美しい街の風景やレストランなんかを見て夢を抱き、幸せになった気持ちで十分癒されているのも事実だし、日常茶飯事ですけども、ね。 
ちなみにですねえ、何回か前のデンマークのコペンハーゲンバージョンは見事でしたよ~。 東京バージョンとは似ても似つきませんから。 ニューヨーカーのBourdainにとってはどちらかというと、クリーンとか完璧性が表に出ている所よりも、ちょっと危なくて意外な場所のほうが性に合っている、なんてことを言いながら、それでも予約の取れないレストラン「NOMA」のフードはもちろんのこと、コンセプトからチームワークまで、やられた、という感じです。(こちら
 
満月がきれいでしたね。
またすぐに。
 
Shizuko