HとN

seach by image

 

こんにちは。

アルバータ州は雪が多くて寒くても、お天気な日が多いです。そして今週はマイナスどころか、日中は7度なんていう日もありそうで、これはもう、アルバータンには暖かい!というものです。 

 

 

あれよあれよときっと春は来てしまうとは思うのですが、インフルエンザのシーズンはまだまだ真っ只中。 カナダではH1N1型が流行っております。

 

 

先週からH5N1というウィールスにかかってなくなってしまったカナダの女性のニュースが輪をかけて、フル-ショット(予防注射)を受けようと病院やクリニックに駆けつける人があふれだし、特にブリティッシュコロンビア州とここアルバータ州では、なんと、ワクチンが足りなくなってしまいました。 「注射をして、予防しましょう」と推奨されていたのに、今度は「推奨はするけれど、必ずしもしなくてはいけないものではありません」と。 とにかく、小さな子供や妊婦など、一番かかりやすい、または予防すべき人々に限ってのみの予防接種となり、一般の人々には接種のサービスは只今なしという状態となりました。

 

 

個人的には、去年12月に受けようとしていたのですが、当日なんとなく体調が悪い気がして逃してしまいました。 ダーリンには「チキン(臆病者)」といわれたけれども、こうなると罪の意識どころか、ワクチン一本分を貢献した気さえしています。 しかしこれは、私にとってこれから先の接種しようという意欲をさらに失わせてくれた一件となりました。なんとも矛盾した話だよなあ、と、Public Health Officerを前に思うわけですけれど。

 

 

ところでH5N1ですが、いわゆる鶏インフルエンザの一種で、鶏と直接の接触がなければかかりにくいというもの。 中国から帰ってきたカナダ人の女性がかかってしまったのですが、さらなる調査が続いているようです。 専門家でないといろいろ誤解を招きやすいものですが、とにかくH5N1というのは、人から人へうつることはほとんどあり得ないもので、この女性が鶏を家畜している場所に行ったというようなことがないことから、謎に包まれているとのこと。 Epidemiologist(疫学者)という専門家がいてこのような調査にあたるそうですが、すべて明らかになるのにどのくらい時間がかかるのだろう、と興味をそそります。

 

 

鶏といえば、私の父があらゆる鳥が好きで、鶏はもちろん、七面鳥やらカラスやらアヒルやらと、期間は短くともいろいろ家で飼っていたものですが、鶏のくしゃみで自分にうつるウィールスがあるなんて、知る余地もなかったよなあ、とふと思い出しました。

 

 

それにしても、インフルエンザというウィールスの名前はHとNが基本のようですが、どうやって決めるの?という私の問いに、「いい質問だ!」と細かく教えてくれたダーリンでしたが、ここで私が説明するには明らかに能力が欠けているので省略いたします。

 

またお便りします。お元気で。

Shizuko

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