Seasonal Story

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日曜日の朝、フィギアスケートを見ようと時間どうり起きてコーヒーをすすっていると、外には虹がかかっていました。 美しい~。  といっても始めはどうしてあんなところに反射した光があるのだろう、という感じで、虹だとわかるのにちょっと時間がかかりましたが。

そして外の気温は、ものすごく低く、本日と同じ-27度とかだったとおもいます。白く凍っている木々も輝くのはこういう時です。

 

週末の夜、楽しみにしているいつものTV番組は、オリンピックで視聴率を気にしてか、このところちっとも見れません。が、以前このブログでもご紹介したAnthony Bourdainの"Parts Unknown"の番組では、昨日はペルーの再放送でしたが、これはまだ見てなかったので見てみると、なかなか面白い。というわけでシェアします。

ペルーは中国や日本からの移民も多くいるので、どこか料理の中でもアジアの料理に共通したものを見るかもしれません。 Cevicheという、生のシーフードのディッシュが名物のようです。

Boudainは以前にもマチュピチュはもちろん、ペルーの自然の美しさ厳しさをしっかり体験しています。今回もguine pigを食べたり大きなアリをたべたり(モダンなレストランな中でしたけど)、pisco soupというペルビアンのカクテルを飲んだりと、ペルーでのワイルドで楽しい経験をしています。もどってくるのに特に理由はいらない、と言いながら、それでも今回はひとつだけ以前とは異なる理由があったようです。それはCacao。

彼の友人であるNew York のシェフ、Eric Ripertが、今までで最高のチョコレートを食べ、その原産がペルーにあると。 成功率の高いチョコレートビジネスを一緒にしないか、というお誘いを受けます。 なんだかんだでビジネスにかかわることになったBoudain、Ericと一緒にペルーの小さな村の山の上までのぼって、そのカカオを味わい、ルートに迫ります。 

 

Ericのチョコレートショップは、ブティックともいえるほど。お金持ちが大変おいしくて高価なチョコレートにお金を出すことには何も疑問もないけれど、どうしてこんなに高くて、いったいこのお金は何処に行くのかなという疑問がわきます。 わかっていることは、貴重な純粋種で一部の産地でしか取れないカカオを使って、チョコレートバーとなり売りに出すまでには、収穫後にスイスに行って、そっからアメリカに来て、と、なんやかなやでまあお金がかかっているというわけです。

これって、このビジネスっていいことなのかな、というような疑問を持ちながら、今回このCacaoのルートを探る旅としてペルーにきたBoudain。 これで答えが全部出たかというと、もちろんNO。けれど、少なくともビジネスを始める前に、このビジネスがどういうものかというそれぞれの絵というか、全体像たるものは理解できた気がする、ということでウェブの文面は締めくくっています。

番組ではカカオはもちろん、現地で売られている山ほどのチョコレート(溶けてないのがちょっと不思議だったのですが)や、乾燥したカカオを手動の機械に入れて女性が回すと、まるでピーナツバターのようにチョコレートペーストが出来上がってそっからチョコレートになるのよ、と説明しているところや、現地の方が、本当に優しくBoudainたちに甘くないホットチョコレートを作ってもてなしている姿など、後半はチョコレートに関する映像になっています。

 

最近、たまたまFare Tradeのチョコレートを食べたのですが、何時も好きなLindtのチョコレートよりも、数倍おいしいものがありました。 CBCのラジオではどんなものを朝食に食べてもいいけれどチョコレートだけはだめ、と言い切る栄養士?の女性や、ダーリンの職場では、おすそ分けのつもりで持たせたチョコレートに関して、女性の職員からチョコレートがどれだけ体に悪くそれでいて魅惑的かということで相当怒られた、などと、チョコレートNG話が続くのですが、私はやめません。 食べない人が増えることはいいことだわ~。クオリティーのいいチョコレートには数も限度がありますでしょうし。 砂糖の入っていないホットチョコレートとか、チョコバーはいつかペルーに行って挑戦するまでお預け、としたいけれど。

 

ではみなさま、好きなものを程よく食べて幸せでいらっしゃいますように。

Shizuko