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先週末からようやくちょっと気温が上がり、本日は-4℃。日中は4℃まで上がる予定でかなり暖かくなります。太陽も今日は朝から顔をだし、雪はとにかく解け続けていますので、とおりは日中はぐちゃぐちゃ~。このまま春になっておくれ~と期待をしたいところです。
先週末は久しぶりにためになるお話を聞きに行って、普段使っていない頭を使い、少々頭痛がしておりました。それは、アルバータ州の日本領事館が主催してくれている、東谷陽子弁護士による「遺言と相続・リビングウィル」と「離婚、親権、財産分与、ハーグ条約」と題された2つのセッション。Edomonton市内で行われるとのことで、最近とてもお世話になっておりますMiaさんに誘っていただいたのですが、とても面白いセッションでした。
日本領事館は現在カルガリーにしかないのですが、以前エドモントンにもあったそうです。エドモントンとカルガリーは南北に相当離れているため、時々こういう出張サービスがあるんだそうで、なかなかありがたいです。さっすが~日本。
予定では初めの遺言のセッションのみでショッピングへ繰り出すはずだったのですが(いや~、籍を入れて一年たって、もう離婚のお話しは早いと思い)、結局流れで次の離婚のセッションも参加することに。 両方とも法律にかかわったことで、知っておくべき情報というか、知っておいた方が得かもとでも言いましょうか。そもそもこういうことは、実際困ってからお金を出して弁護士さんに相談する内容ではないかと思うのですが、それを無料で惜しみなくいろいろ教えていただき、ただただ得した気分でした。 そして名前こそ日本人で日本語べらべらの弁護士さんでしたが、完璧なバイリンガルであること間違いなしの、愉快で頼もしく心遣いが細かい方。
こういう授業を、せめて高校で教えてくれたり、模擬体験として教育の一環として教師がもっと実生活にあった例で教えてくれていたら、どんなにおもしろく、そして法律に関しての意識も高まってたことか、なんておもうのですが・・・。
お話を聞くと、法律って「難しい~」という印象は変わらないのですが、それでも弁護士の方自身が「あ、ちょっとこれはあまりよくないかもしれませんが、ずるいことを教えましょうか?」とか、「けっこうパズルみたいで面白いですよ。」とご自身が楽しんで(?)法律を駆使していらっしゃる感じで、とても明るいお話しに聞こえてきました。 もちろん面白そうだからって誰でもできる職業ではないと思いますが、少なくとも、生活にかかわっている法律のお話って、もっともっとあるはずで、もっともっとお聞きしたい~!という興味がわきました。
こういう実践的に生活に役立つフリーのセッションなんかを、移民・難民サポートセンターでもしていたらいいのにな、と、楽しいイベントごとが主な隣町の機関にもっと期待をしてしまいます。 とはいえ、弁護士さんを呼ぶのもお金がかかることですし、なかなか簡単にはいかないことなんでしょうね。 日本領事館は、おそらくお金を払ってこの弁護士さんにセッションを依頼しているのでしょうけれど、そのお金はどこから出るのかなあ・・・。
ともあれ、日本のありがたい保護というかサービスに授かり感謝。連れて行ってくれたMiaさんに大感謝の一日でした。
そろそろさくら情報を待つ日本でしょうか?
お元気で。
Shizuko