こんにちは~。
先週末はイースター休暇で、どこもなんとなくパステルカラーの包み紙のチョコや、バニーと卵に関する飾りが目に付きました。 今年の夏は極めて短いんじゃないか思わせるほど、今週2日も雪マークの付くここアルバータです。 いいかげんにして~ということで、片道9時間の山越えドライブでお隣BC(ブリティッシュコロンビア州)へ行ってきました。
BCといえば、バンクーバーがまず出てくるところですが、今回は第三の都市、Kelowna(ケロウナ)近辺へ。 うっわ~、もうすでに桜やマグノリア、フリージア、ミモザなんかの花も咲いていて、緑も一足も二足も先に芽生え、生い茂る木々。 BCは比較的雨が多い土地なので、埃も少なく気持ちがいい! そして何よりここOkanagan地域(という)はワインや果物の産地。 ちょっとしたトスカーナなのであります。埃っぽくて車洗浄場が儲かり、平地でエバーグリーン以外の木々が少ないアルバータとは違うわ~、と、すっかり魅了されました。 え~、アルバータナンバーの車は本当に多く、私たちも例にもれず一足先の初春を満喫したのでした。
ここで足りないものといえば、ちょっとしたアートやユニーク性を追求した建物やお店のこだわり、そして歴史的文化かな、と思います。 なので、どれだけステキか、というのを言葉や写真で説明するとちょっと説得力に欠けるのですが、行って体験しないとわからない、この恵まれたBCという土地なのであります。 とはいえ、Kelownaの町中はなかなかしゃれた都会です。趣味のいいレストランやカフェや店が並ぶダウンタウンは素晴らしい自然とほんとうに隣り合わせというか、抱き合わせという感じ。
二日目はKelownaよりちょっとだけ北にあるVernonという町に宿泊しました。ここがなんとも言えない素敵なところでした。 ここはですね~、住む人々のテイストがいいのがわかる感じです。 なかなかoutsiderが住むチャンスはないだろうなあと思うほど、うらやましいぐらい住みたい!土地でした。
Vernonでの滞在先もBest Westen。 このホテルはどこへ行ってもまあ同じみで、不自由はないが面白みがない、という印象なんですけど、ここVernonのそれは、古いがゆえにどこにもないユニークさがあったんです。
じゃ~ん!上の写真がそうなんですけど、これは与えられた部屋から見える景色。 中庭があるんです。温室みたいになっていて木々が生い茂り、そこにカフェバー。 バルコニーに座って雰囲気を味わうこともできます。もちろん外の景色も天井際に窓がついていて見ることができます。空と山も見渡せる本当に庭のような作り。 一階の部屋は要するに「庭付き」の部屋。 他の部屋の人も横切ることはできますが、一応部分的にその部屋の庭となっているので、家族できている方は、ドリンクやフードを持ち込んでテラスで夕食。朝方親御さんたちは、子供たちが起きる前に庭に卵をたくさん散らばせておき、子供たちは起きるとすぐにバスケットを抱えて卵を集めるという光景も!(イースターですからね☆)
私たちも降りて行ってバーに座りちょっとゆっくり。 ダーリンはビール、私は白ワインをオーダー。どちらも地元産です。 ほかにも2種類のおすすめ地元ワインを試飲させてくれたバーテンダーはナイス!
それから、この中庭に流れる運河は実際に流れているのをそのまま利用しているようです。水の流れる音を聞きながら眠るのはリラックスしますね。グッドアイディア☆
次の朝、ホテルを出てスターバックスで朝食を。 スタバって、「どこも統一性を持っているからかっこいい」ということを聞いたことがありますが、なんのなんの、ここVernonのオリジナル性もかっこいい。 壁には写真の大きな絵が。2メートルぐらいはあったと思います。そのカラーもタッチも、スタバの雰囲気を損なうことなく見事に存在してました。これホントにオリジナルなんでしょうか?それともシリーズ?
それと、写真右のこんなボックスが。 よくある募金だろうと思ったのですが、ダーリンが「これはものすごくいいアイディアだ。」というのでよーくみると、靴の貢献募集箱。アフリカの子供たちに靴をあげようというもの。 お金を寄付するにはいつも不信がってめったにしないケチな私なのですが、これだとほぼ100%その目的のために渡るだろうからその点もいいですね。
ワイナリーの美しい季節にはちょっとまだ早かったけれど、またいつでも来たいな~という場所でした。天候に恵まれた帰り道、ちょっと山を越えてしまうのが惜しい気持ちを残して、ま~だ緑も見えず湖も凍っているSylvan Lakeに帰りました!
あ~あ、春よ来い・・・。
Shizuko