叔母修行ーA Lesson As An Aunt

こんにちは。もくもくとした雲を見ると夏の海が見える丘で麦わら帽子をかぶって、風になびいているという風景をなぜか思い出します。 暑い中お元気ですか?

 

先々週末から姪っ子がモロッコからきて滞在しております。カルガリー空港までピックアップしに行ったその日の雲が美しかったので、何枚か車からとりました。

夏らしく、雷雨もたびたび訪れるこの頃ですけれど、この日は気温が低く8℃ぐらいから始まり、日中20℃からちょっと上回るかな、という程度でした。おまけに風が強いとなると、肌寒いという感じ。「寒い」など考えもしなかった姪っ子は、ここに来る前の滞在先、モントリオールでかなり暖かそうなパーカーを一枚買ってきました。

しかしこの週末は28度から30度ぐらいの日々が続き、お天気も良くて暑い日になりました。待っていましたとばかり、3人でトレイルへ。

 

Bragg Creakの新たに見つけたトレイルは、マウンテンバイクにはもってこいの場所。歩く人は少なく、バイカーが、この凸凹の細い道を上りも下りも結構なスピードで走ってきます。その都度足を止めて、バイクのために端に寄るのですが、みんな礼儀よく、10代の若い男の子は、「サンキューマム、サンキューサー」とまあ丁寧。

この後は川へ行って、持ってきたサンドイッチなどを食べ、向う岸まで川を横切ったりと遊びました。 しかし、川っていうのは本当に危険といつも思っています。浅くても、真中まで歩くと、その流れはとても強く速い。ほんとはコンバースの靴を濡らしてまで横切るつもりはなかったのですが、こちらの小さい子供たちが何とも勇敢に向こう岸まで歩くのを見てたら、やらなくちゃと思い切りました。が、正直、よくあの小さな子供たちが何事もなく渡れたなあ、と思うくらい川の流れは速かったです。 

冬場よく訪れたピーターラヒーという(写真上)自然公園、やっぱり夏は美しい。 前日のトレイルで疲れていたので、この日はちょこっとだけにしましたけれど、来週はフルで歩く予定、だそうです。

滞在中23歳のお誕生日を迎える姪っ子に、知り合いの日本人の方が自宅で営むネールサロンのフルセットをプレゼント。

あれもこれも経験したい、エネルギーあふれる姪っ子にはCochraneはちょっと退屈のようだけれど、私でもしたことがない近所のバーへ今宵も一人で出かけていきました。ばっちりお化粧をし、アクセサリーをつけ、シュッシュとパヒュームを2かけして。ヨーロッパやモントリオールの町中とは違って、この辺はセントフリー、つまり禁香(そんな言葉ないかな)なところが多いから、あまり香水はつけすぎないようにね、と忠告。しかし香水はとても大事な自分の一部、なんだそうで、やめられないようです。

あと三週間ほど滞在予定の姪っ子は、ヒューマンリソースという学科でマスターを取得していますが、この後すぐ仕事に就くのではなく、じっくり自分にあった場所と仕事を見つけるためにこのバケーションを取っています。9月中はアメリカミネソタ州で3週間の滞在予定。ダーリンにとっては娘同然の、とても頭がよく、チャーミングで人懐っこいわが姪っ子がきて、またしてもカルチャーの違いを学んでおります。 ほぼ友人感覚なんですが、一応叔母な私。始めはこの田舎での長すぎる滞在予定にどうすればいいの、と思っていましたけど、何とかなっております。


が、ふっと今朝、小声で「ありがとう。もうすぐ帰るからね。2度と繰り返さないよ。まったくノーアイディアだったんだ。」と言ってくれたダーリンでした。 うれしいけど、やっとわかってくれたか、という気持ち半分。叔母として残り3週間がんばるかな・・・。


みなさんまたすぐに。


Shizuko