芸術と技術と文化ー Art & Technology&Culture

こんにちは。

一週間、いかがお過ごしでしたか。 

血圧計の話を前回しましたが、同じクラスで今週は車いすのクラスがありました。ンストラクターは3人いますが、クラスは40人以上いるので半分ずつ分け、車いすと患者さんのリフティングをローテーションで習います。


それにしても、みんな乗り物好き? 

どちらのグループもあっという間に車いすがうまって、走り回っていました。

説明をするときはさすがに、みんな車いすから降りるようにとの指示がありましたが、それ以外はよっぽど無理をして壊しそうでない限りは、インストラクターは何も言いません。 

日本なら(というか、私なら)初めから壊れることを前提に、乗って遊ばないことをルールとして真っ先に言ってそうですけど、寛大な先生方です。 ま、遊びながら覚える、の延長なのかもしれません。 


それにしてもいろんな車いすがあります。タイヤの種類、機能、大きさ、などなど。

説明中インストラクターが、世界の車いすを集めてあるコンベンションがあったことを話しました。 真っ先に、日本製で機能的にもハンディーなものや、なぜかボタン一つで超スピードがでるものがあって、目の前にいたその車いすに乗った男性が、フロアーの端まで一気に飛んで行ったという話をしていました。

さすがだわーと、ひそかに自慢げ。 例えば足をおくフットレストという部分は、患者さんが移動したり運動したりする時は、外側に開くか取り外す必要があります。 しかしその日本製のものだと、折りたたんでシートの上あたりにくっついているようになっていると。そうすれば、部屋に置いてきたフットレストが急に必要になったときの不便さを解消できる、というわけです。


外国にいるからこそ見る日本のいいところ、いつも感じるし、素晴らしい技術や文化を持って実際に働く人々に感謝。ここにいるからこそ心を日本に置こう、と思います。

もちろん、こちらのルールはありますが。ナイスに相手に対応していたら負ける、という様々な取引。「お客様」の精神はありませんねー。 


またお便りしますね。

Shizuko